食堂で寝てたら倒れてると思われた。

久しぶりにデスクワーク以外の業務。いつも通りの計測作業だけど、今日は相手が外国籍の人たち。しかも最近こっちに来たらしい。言葉が通じるか心配していたら、案の定通じる日本語が「ありがとう」と「すいません」くらいだった。こりゃやばいな~と思いながら記録表にナンバリング。身長を計ろうと振り向いたら、青年が後頭部をくっつけるはずの身長計の支柱におでこをくっつけている。「頭はこっちに向けるんですよ」と言葉で伝えてもニコッと笑うだけの青年。こりゃ私も笑うっきゃないなと思ってニコニコしておいた。

皆本当に真面目だから、私がいいよって言うまでずっと動かない。でも「降りてくださっていいですよ」と言っても通じない。慣れていくうちに、丁寧な敬語よりも短く簡単な言葉の方が通じやすいことが分かってきた。「オッケー」は通じるので、計測が終わる度に言っていたら、律儀に「アリガトウゴザイマシタ」と言ってくれる。「どういたしまして」と言うのも何か違う気がして「ありがとう~」とおうむ返ししていたら、ある瞬間にこれがローラスタイルなことに気が付く。オッケー!うんいいよ~ありがと~。受診者にタメ口を利くのもどうかと思いますが。

検査が長引く昼頃、出張先の厨房から突然ら・けいこみたいな匂いがしてきて驚いた。検査が終わると食堂に一目散の青年たち。今日朝ごはん抜きだったもんね...私もら・けいこみたいな匂いのするご飯食べて帰りたかった。

海の近い出張先。仕事中は窓が開いていて、ずっと潮と雨の匂いがした。帰りの車中で談笑していたら、パートさんが「言葉も通じないあの子たちは、校舎の窓から海を見て何を思うんですかねえ」と言う。その会話は少ししたら流れてしまったけど、すごく印象に残る会話だった。やっぱり海を眺めてはたまに故郷のことを考えるんじゃないかな。私は海外に行ったことがないからよく分からないけど。


事務をしてる時に、現場の人がやるミスでどうしても理解できないものがあった。でも今日久しぶりに現場に行ってその業務をやらせてもらったら、あの類の不備たちがどうやって生まれるのかよく分かった。確かにあの混沌とした現場で、暴力みたいな数を正確に捌くのは難しい。私が見つける度にちょっとムッとしてたミス、今日半日で私自身が全部を網羅しました。そんなことでプリプリ怒ってごめんなさい...

前職では営業をやってから事務になった。他の事務さんたちがいつも怒ってる営業さんのミスも私は痛いくらい分かったので怒れなかった。営業さんのミスを見つけても「分かる~~~」って感想しかなかった。やっぱり両方の立場を経験してると心が広くなるのかもしれない。でも両方の仕事をやるのは絶対に無理だから、たまにピンチヒッターでやるくらいが丁度いいよ。そんなことを帰りにおじさん職員が私に事務チームへの不満を爆発させてるのを聞きながら思いました。そんな1日。